Amazonプライムビデオなどの動画ストリーミングサービスを使いようになり、やっぱり大画面で映画を見たいなと思うようになってきました。
しかし自宅で大画面のシアター環境となると、なかなかスペース的にも難しいです。
そこでおすすめしたいデバイスが『HMD(ヘッドマウントディスプレイ)』です。
VRゴーグルのような見た目をしていますが、HMDはVRゲームをするためのものではなく、大画面で映像を見るためのものになります。
今回は800インチ相当の大画面を楽しめるHMD『GOOVIS Pro』をメーカー様より提供いただいたのでレビューしていきます。
ソニー製の有機ELマイクロディスプレイを搭載しているだけあり、かなり綺麗な映像が大画面で楽しむことができました!
GOOVIS Proの外観・付属品レビュー

光学比較 | ディスプレイ | 0.7インチSONY OLED ×2枚 |
解像度 | 1920×1080 ×2枚 | |
カラー | RGB24bit | |
PPI | 3147 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
瞳孔間距離 | 56~72mm | |
仮想画面サイズ | 20m先800インチスクリーン | |
歪み補正 | <1.5% | |
視野 | 53度 | |
コーナー解像度 | 42 | |
視度調整 | 遠視~300°, 近視~800°(片眼調整) | |
明るさモード | 7段階 | |
ビデオ | フォーマット | 1920×1080p@60,50,23.9,24Hz 1920×1080i@60,50Hz 1280×720P@60,50Hz 720×576P@50Hz |
3Dビデオモード | 左右半幅3D 上下半幅3D Blu-ray 3D |
|
画像補正モード | 標準モード シネマモード ブライトモード |
|
インターフェース | HDMI 1.4a | |
互換性 | GOOVIS D3プレイヤー | 直接接続 |
iPhone(4以降) | サポート | |
PC(HDMI出力) | サポート | |
PS4 | サポート | |
XBOX | サポート | |
Switch+Docking | サポート | |
セットトップボックス | サポート | |
Blu-ray プレイヤー | サポート | |
ドローン | GOOVIS D3 | |
寸法 | 185×109×56mm | |
重さ | 本体200g |
GOOVIS Proの付属品レビュー

同梱物
- GOOVIS Pro本体
- Android搭載コントローラ
- 専用ハードケース
- ヘッドバンド
- HDMI-HDMI/USB変換ケーブル
- USB-C充電ケーブル
- 取扱説明書等
Android搭載のコントローラが付属しているので、BDプレイヤーやPCがなくてもコントローラさえあればYouTubeやAmazonプライムビデオを見ることができます。
GOOVIS Proのデザインレビュー

黒くてシンプルな外観。マットな塗装とピアノブラックの塗装があり、おしゃれな感じがしていますね。

レンズには保護シールが貼ってありました。ココは傷つくとハイ変なことになってしまうので丁重に扱いましょう。

おでこにくっつける部分はスポンジがあり、自分のポジションに合わせやすくなっていますね。
収納時には小さくなるように90度まで無段階で折りたためるようになっています。

裏面はスイッチ類がたくさんありますが、
- レンズの調節(視力)
- 明るさ調節
- モード選択
ができるようになっています。
すべてのボタンが目に見えなくても操作できるようになっているので、GOOVIS Proを付けたままで調節できます。
GOOVIS Proは様々なプラットフォームに対応
GOOVIS Proがいくら大画面で綺麗な画像を見れるといっても映像出力側の機器が対応していないと意味がありません。
GOOVISはただのモニターと思ってもらえれば良いです。HDMIで出力できるデバイスならほぼすべてのデバイスに対応していますよ^^
【Blu-ray3D対応】HDMI出力デバイスとして機能!

GOOVIS ProからはHDMIケーブルが伸びているので、このケーブルに付属のHDMI/USBの二股ケーブルを接続します。

このケーブルのHDMI部分をBDレコーダやPC、PS4に挿すと映像が出力されます。
USBの方はGOOVISの電源になっているので、PCやACアダプタに挿して電源を取ってください。
僕はPS4でBDを見ましたが何の問題もなくLIVE BDを楽しむことができました。
ホントに大画面&高画質で、まるで映画館にいるようでした。
リモコンにAndroid搭載で出先でYouTubeも楽しめる

GOOVIS Proのすごさはその機動性の高さ。付属のリモコンを使えば出先でもコンテンツを楽しむことができます。
このリモコンにはAndroid7が搭載されているので、
- YouTube
- Amazon Prime Video
- AbemaTV
- Hulu
などもGoogle Playストアからインストールして利用することができます。
GOOVIS Proの装着時の調節幅は広い

ヘッドバンドはゴムで伸縮性が高いですし、額にあたる部分も無段階で角度調節できるので調整幅はなかなか広いです。
ただすこしバンドの締め付けは弱いので、首を振ると多少動いてはしまいます。
あまりにゴムをきつくすると頭が痛くなってしまうので、動かずに映画観賞するには程よい締め付けと言えるでしょう。
GOOVIS Proの良かったところをレビュー
GOOVIS Proを実際に使ってみて「ココいいな!」と思ったところをレビューしていきます。
高画質・高精細で800インチの大画面

初めて使ったとき、マジで感動しました。
映像は有機ELらしくものすごく綺麗ですし、大きなスクリーンで映画を見ている感覚になりました。
ヘッドホンやイヤホンを付ければほんとに映像にのめり込んでしまうほど、お世辞抜きで良かったと思います。
メガネなしでも視聴可能!視力調節機構付き

僕自身、両目Dでかなり視力が悪い人間ですが、メガネなしで映像を楽しむことができました。
片目ずつ一番見やすいポジションに合わせていくのが一番効率が良い調節方法だと思います。
バッテリー&ストレージ内蔵のリモコンが便利!

Androidを搭載したリモコンが出先で使う上でも、自宅で使う場合でも便利でした。
PS4やPCにケーブルをつないでしまうとその場から離れられないのエ、ベッドで寝転んで見れないんですよね。
このリモコンを使えばどこでもアニメや映画を大画面で見れますし、リモコンとGOOVIS Proをつなげるだけなのですごく簡単なんですよね。
リモコンにはmicroSDカードも入るので、手持ちの映像があればそれもリモコンで楽しむことができます。
リモコンはUSB-C給電

リモコンがUSB-C充電なのも高評価。
最近となっては当たり前になりつつあるUSB-Cだからこそ、USB-Cで統一させたいので必須ポイントと言えるでしょう。
200gの計量設計で映画1本なら疲れず見れる

HMDというともっと重量のあるものだと思っていましたが、本体だけで200g、バンドなどを入れると300gくらいとそこまで重くありませんでした。
疲れないわけではありませんが、2-3時間は楽に連続使用できるような重さかなと思います。
アイケア技術採用で目に優しい

HMDで気になるのが目への負担。
GOOVIS Proではブルーライトの露出を抑えることで、目への負担を軽減するアイケア技術を導入しています。
とは言っても何時間も連続で使用し続けるのは目に良くないので、適度に休憩をはさむようにしましょう。
専用ハードケース付属

なかなかに質感の良いハードケースも付属しています。
大きさも掌くらいとコンパクトに収納できるケースなので持ち運ぶときも安心ですね^^
GOOVIS Proのイマイチだったところ
GOOVIS Proを使ってみて「うーん」と思ったところももちろんあるので、正直にレビューします。
ケーブルは短め

本体のケーブルと付属のケーブルを合わせても長さはそこまでありません。
PCデスクで使う分にはギリギリ問題のない長さかと思いますが、テレビ台にあるレコーダーから出力してソファに座ってみるのはアウト。
その場合は延長HDMIケーブルが必要となってきます。
持ち運び&コントローラでの使用を考えれば、ちょうどよい長さと言えるのでそこに合わせてきたのかなと思います。
ヘッドホン装着時は頭が重い

当然といえば当然ですが、GOOVIS Proとヘッドホンを同時に装着するとヘルメットをかぶっているような重さを感じます。
重くて疲れる場合にはイヤホンで見るなど工夫が必要ですね^^
ベッドで寝転がりながら見るのはおすすめです。
乱視調節には別売りレンズが必要

乱視の方は別売りのレンズが必要となります。
画面がきれいなので、乱視が強い方は乱視レンズの使用をおすすめします。

レンズの上から乱視レンズを取り付けるので、すこし飛び出してしまうのだけは注意が必要です。
本体/コントローラともにファンが回りがち

本体/リモコンともに使っていると結構発熱するみたいで、本体に関しては鼻のあたりに生ぬるい風がふわっと排出されています。
リモコンに関してはファンが回って結構な排熱をしています。
ただファンの音に関してはイヤホンやヘッドホンをしていれば全く聞こえないレベルになります。
自宅が簡単に映画館になる『GOOVIS Pro』レビューまとめ
Good
- 高画質・高精細で800インチの大画面
- 視力調整機構付き
- バッテリー/ストレージ内蔵のリモコン
- リモコンはUSB-C給電
- 200gの軽量設計
- Blu-ray3D対応
- アイケア技術で目に優しい
Bad
- ケーブルは短め
- ヘッドホン装着時は重くなる
- 乱視調節は別売りレンズが必要
今回は頭に装着するだけで800インチの大画面で映像を楽しめるようになる『GOOVIS Pro』をレビューしました。
初めて使用したときは「感動」
大画面で綺麗な映像に驚き、これはすごいなぁと感心してしまいました。
価格はすこし高いですが、SONY製のOLED&大画面で綺麗な映像を見れると考えればその価値はあるかなと思います。
家で大画面で映画みたいよって方やHMD探しているよっていう方はぜひ一度チェックしてみてください。