高級キーボードの中でも唯一無二な存在の「リアルフォース」
僕も良いキーボードを探し求めていたら、気づいたら「R2SA-JP3-IV」をポチっていました。
3万円ほどするキーボード…。
普通に考えてキーボードにそこまでお金をかける必要ありますか?という疑問はみなさん持っていると思います。
結果的に買って良かったと僕は思っています。
打ち心地もかなり良いですし、疲労感もまるっきり変わります。
僕も買う前に「本当にこんなに高いキーボードが必要なのか」と悩みました。
そこで今回は「R2SA-JP3-IV」を実際に買ってみて、どんなところが良くて他の安いキーボードとは何が違うのかをレビューしていきます。
東プレ リアルフォースR2SA-JP3-IVのスペック
僕が購入したモデルのR2SA-JP3-IVはリアルフォースの中でも限定モデルを除き、一番機能をてんこ盛りにしたモデルです。
特徴
- 静電容量無接点方式
- 静音モデル
- APC機能搭載モデル
- 日本語(JIS)配列
- キー荷重:ALL30g
- 色:アイボリー
- フルNキーロールオーバー対応
- アプリケーションキー搭載
一番てんこ盛りなキーボードなので、ほぼすべての機能が搭載されているモデルと言っても過言ではありません。
ゲーミングキーボードのように光る機能はないので、光るキーボードが良い人はリアルフォースのゲーミングモデルを選択しましょう。
リアルフォースの型番の見方がわかると、あなたに合ったものが見つけやすくなるので解説します。
R2SA-JP3-IVの型番のはそれぞれ
- R2:REALFORCE第2世代
- S:silencer(静音)
- A:APC対応
- JP:JIS配列
- 3:キー荷重30g
- IV:色アイボリー
に対応しています。
リアルフォースのモデルは種類がたくさんあってどれがどれだかわかんないといった感じになってしまいがちですが、型番の意味を参考にすれば多少わかりやすくなりますね。
ちなみにMacモデルもあって、キー荷重を表す数字の後に「M」の文字が入ります。
リアルフォースR2SA-JP3-IVの外観と付属品
リアルフォースを買うとついてくる付属品と、本体のデザインについてレビューします。
付属品

リアルフォースが入っている箱は黒に赤というそこそこ高級感がある箱に入っています。最近よくあるマッドな感じで高級感を演出している箱ではないようですね笑

箱を開封するとこんな感じ。
同梱物
- キーボード本体
- キースペーサー×2(2mm,3mm)
- キートッププラー
- キートップ(Caps Lock, Ctrl)
- 保証書&取扱説明書
高級品なだけあり、質感もかなり高いです。

キーボードのケーブルにはまとめられるようにREALFORCEのロゴ入りのマジックテープバンドがついていました。
R2SA-JP3-IV デザインレビュー

R2SA-JP3-IVはテンキーがついているモデルになります。R2TLSA-~のように「TL」がついたモデルはテンキーレスモデルということです。
見た目はいたって普通のキーボードと同じで、カラーをアイボリー(IV)にすると学校で良く使われてそうなキーボードになります。
ブラック(BK)をビックカメラで見たことがありますが、そちらはスタイリッシュな感じに仕上がっています。

R2SA-JP3-IVの右上には音量調節ボタンとAPC設定を変えられるボタンがついているのは嬉しいポイントです。
テンキーレスモデルなど、音量調節のキーがついていないモデルもあるんで注意。
こまめに音量を変えるタイプの方必見の機能ですね!
これに加えて「fn(ファンクション)キー」+F1~12でショートカットキーが割り当てられているので、覚えればいろいろな操作ができます。
こんな感じでショートカットキーが使えるよってことで画像を貼っておきます。

R2SA-JP3-IVの裏面には
- 滑り止めゴム×4か所
- 角度調節スタンド(1段階)
- コードを逃がす隙間
があり、ぬかりないなという感じです。
角度調節スタンドも高級キーボードなだけあって、カチッカチッっと動かせてとても安定しています。
すべての基本が当たり前にできている、そんなキーボードです。

R2SA-JP3-IVの機能レビュー
- キー荷重30g
- APC機能付き
- 静音モデル
と機能てんこ盛りなR2SA-JP3-IVですが、これらの機能ってホントはどうなの?というところを正直にレビューしていきます。
キー荷重30gって軽すぎじゃない??
キー荷重は30gがおすすめ
リアルフォースのキー荷重は「30g,45g,55g,変荷重」の4種類がありますが、最初は45gにしようかなぁと思っていました。
普通が60gだから、軽すぎるよね
最終的には30gにしましたが、軽すぎるかなという不安は嘘だったかのようになれてしまえば打ちやすいです。
ブロガーやライターのようにタイピングする頻度が高い人は少しでも疲労を軽減するためにも30gのキー荷重にしても良いんじゃないかなって思います。
逆にゲームで使いたい人は打ち間違いが命取りになるので、55gをおすすめします。
良くタイピングしない人でもキーが軽い方が打ちやすいですし、疲れにくいので個人的には30gをおすすめします。
APC機能ってなに?
APC機能とは各キーのスイッチオン位置が調整できる機能です。
例えば、
「a」は端っこで、打ちにくいからaだけ浅い位置で反応するように設定する
ということができてしまうわけですね。
この機能がいるのかと聞かれたら正直僕はこの機能を使いませんし使っていません。
すべてのキーが同じ深さで反応してくれた方が統一感がありますし、その必要はないかなって思います。
ただ、すべてを同じ深さにするにしろ、反応する位置が変えられるというのは、魅力的です。
打ち間違いが多いのなら、APC設定を深くすればいいですし、逆もまた然りです。
だいたいAPC設定をつけるのとつけないのとでは1,000円しか変わりません。
せっかくならつけておきたい機能ですね
キースペーサーの取り付け

キーストロークを浅くするためにキーボードに2mmのキースペーサーを取り付けていきます。
キースペーサーを用いることで自分の好みに合わせてキーストロークを調節することができます。APC機能と併用することでさらに便利で使い心地の良いキーボードになりますね。
感知する深さよりも深く押せても意味がないので、キーストロークを短くするんですね。
APC機能をより活用できるアイテムです。
キースペーサーは2mmと3mmの2種類が付属しているのですが、キースペーサーを使用するとAPC機能が制限を受けたり意味のないものになってしまうので注意が必要です。
キースペーサー使用時の設定一覧 | |||
---|---|---|---|
APC設定 | |||
キースペーサー | 1.5mm | 2.2mm | 3.0mm |
2mm | 〇 | 〇 | ✕ |
3mm | 〇 | ✕ | ✕ |
この表のように2mmのキースペーサーを装着すると3.0mmのAPC設定は使用できず、1.5mmか2.2mmのAPC設定のみに限られます。
僕の場合はすべてのキーを2.2mmで設定してあるので2mmのキースペーサーを使用しています。

リアルフォースにキースペーサーを取り付けるためにはまずメイン部分のキートップをすべて外さなければいけません。
写真のように付属のキートッププラーを使用しひとつひとつキートップを外していきます。
このときスペースキーは大きさ的にキートッププラーは使用できないので頑張って手で外しました。ばきっと音がしてびっくりしましたが損傷なく取り外し完了です。
取り外したキートップは配列順に並べておくと再びキートップをはめるときにやりやすいですね。

キートップをすべて外し終わり、キースペーサーを取り付けた状態がこちらの写真です。
ここから外したキートップを再びはめていけば完成です。
ソフトDL&APC設定
キースペーサーの取り付けが済んだら今度はREALFORCEのソフトをダウンロードしてAPC設定などの各種設定をしていきます。
REALFORCEのソフトのダウンロードはこちらからできます。

ダウンロードして起動するとこんな感じの画面が表示されます。
このソフトで
- APC機能
- Key Lock
- LEDインジケーターの配色
- Caps LockとCtrlの入れ替え
などが設定できます。
Insertキーのロックは必須です。
追記
リアルフォースR2SA-JP3-IVを使用して、約半年が経過しました。
久しぶりにロジクールの格安キーボードK275を使用したのですが、リアルフォースとの差は歴然。ロジクールのK275をけなすわけではありませんが、おもちゃのようなうち心地でした。
ロジクールK275は値段がリアルフォースの1/10以下なので、当たり前と言えば当たり前ですよね。
リアルフォースはかちゃかちゃというプラスチックどうしが当たるような、いわゆるちゃっちい音が全くしません。質の高いスコスコという音が聞こえてきます。
一般的なキーボードは60gのキー荷重に対し、リアルフォースは45gか30gです。 リアルフォースはキー荷重が普通より軽いので、全然疲れません。
リアルフォースを使用して半年、やっぱりおすすめできる良いキーボードでした。
「リアルフォースR2SA-JP3-IV レビュー」まとめ
リアルフォースR2SA-JP3-IVはいい!!
買う前に感じていた不安は何だったのかと思うくらいにいいキーボードです。値段こそ高いですが、今まで使っていた安物キーボードとはまるで違う至高のうち心地を体感することができました。
メカニカルのようにカチャカチャ感こそありませんが、静電容量無接点さすがと思わせるようにすこすこキーが入りますし、何よりキー荷重が軽いのが良いです。
タイピングしていて全然疲れませんし、やっぱりいいキーボードを使っているとモチベーションが上がりますよね。
ぜひ少し奮発してリアルフォースを購入してみてはいかがでしょうか。