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日本製高級キーボード「Realforce」ってなにがいいの?特徴と選び方を徹底解説

良いキーボードを探し求めていると、必ず選択肢に上がってくるのが「Realforce(リアルフォース)」です。

リアルフォースは静電容量無接点方式を採用しているキーボードの中で最も有名なキーボードと言っても良いでしょう。

リアルフォースって種類が多いけど、どれを選んだいいの?

このような悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか?

僕もリアルフォースを購入するときは、どのモデルにするのかかなり悩んだのでよくわかります。

そこで今回は、「あなたにぴったりのリアルフォースはどのモデルか」をこの記事だけでわかるように、丁寧に解説していきます。

自分にはリアルフォースが必要なのか、必要ならどのモデルが良いのかがわかるように解説します。。

僕が実際に購入したリアルフォース「R2SA-JP3-IV」もレビューしているので、よかったらそちらもご覧ください。

【レビュー】R2SA-JP3-IV|普通のキーボードに戻れない?打ち心地抜群の高級キーボード 高級キーボードの中でも唯一無二な存在の「リアルフォース」 僕も良いキーボードを探し求めていたら、気づいたら「R2SA-JP3-I...

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リアルフォースの特徴と機能

リアルフォースは一般的なメカニカルキーボードとは違い、静電容量無接点方式と呼ばれるキーボードですが、特徴はそれだけではありません。

静電容量無接点方式という大きな特徴に加え、

  • 昇華印刷
  • APC機能
  • Nキーロールオーバー

というユーザーにとってメリットの大きい機能が装備されているモデルもあります。

ここではそうしたリアルフォースのおすすめポイントを4つと、リアルフォースが持つイマイチポイントについて詳しく解説します。

静電容量無接点方式

リアルフォース最大の特徴が「静電容量無接点方式」です。

静電容量無接点方式とは、その名の通り電極の接点がないキーの仕組みのことを表します。

要するに、電極同士が近づくことでスイッチがONになる仕組み

電極どうしが接しないということは、消耗しないということです。

キーの寿命は理論的に無限大。実際には他の部分で消耗するので、寿命はありますが。

それでも公称5,000万回の耐久性をうたっていて、通常のキーボードの5倍長持ちすると言われています。

実際にSNSなどで調べてみると、10年間リアルフォースを愛用している人もいるほどです。

当然ですが、3年間使っていても何も問題ありません

コンビニのATMのテンキーにも東プレの製品が採用されているので、耐久性と信頼性は証明されていると言えますね。

昇華印刷

リアルフォースの一部の製品には「昇華印刷」という耐久性に優れた印刷方式を採用しています。

昇華印刷は一般的なレーザー印刷とは違い、樹脂(プラスチック)に直接インクで染めるので、文字がこすれて消えてしまう可能性が低くなります。

キーの素材も耐久性の高い樹脂(PBT)を使用しているのもポイント

ただ昇華印刷は色の表現が限られてしまうという欠点もあります。

アイボリー色のリアルフォースは印字が見やすいのですが、ブラックのリアルフォースは黒地に黒で印刷されるので、とても見にくいです。

キーボードを見て文字を打ち込む人は、印字が見にくいと目が疲れてしまうので、アイボリー色にするかレーザー印刷のものにしたほうをおすすめします。

APC機能

APC機能とは「キーが反応する深さを変えられる機能」のことです。

2.2mmキーを押しこんだら反応するようにする、1.5mm押し込んだら反応するようにするといったように、自分でキーの反応位置を設定することができます。

設定範囲は1.5mm,2.2mm,3mmの3段階で、キーごとに設定することができます。

打ち間違いが多いなぁと感じたら、APC設定を深くすれば解決することもあります。

Nキーロールオーバー

Nキーロールオーバーとは「複数のキーが同時に押された場合に押された順序に従ってすべて認識される機能」のことです。

タイピングをするときにキーを話す前に次のキーを押してしまっても、正確に認識され正しく入力することができます。

試しに10個のキーを同時に押してみましたが、きちんとすべて入力されました。

ゲーミング用途としても気になる項目

イマイチポイントはワイヤレス版なし

リアルフォースは自宅・職場で使われることを想定されているので、

  • 有線接続モデルのみ
  • 重量が重い

というデメリットもあります。(移動が考えられていない)

ワイヤレスを好むユーザーには不親切

しかし、リアルフォースはプロの現場でも使用されるので、

  • 信頼性
  • 耐久性

が要求されます。

だからこそ余分な機能は省き、信頼性と耐久性に特化した「当たり前のことが当たり前にできる」キーボードになっているのですね。

\Check Now/

リアルフォースの選び方

リアルフォースにはどんな機能があるのかを解説してきました。

よし!買う!となっても種類が多すぎて、どれを買えば良いのか正直わかりません。

そこで、自分自身に合ったリアルフォースを見つけるために、リアルフォースの選び方を解説します。

実際にリアルフォースを購入するにあたって、僕自身もリアルフォースの中でもどの機能が必要で、どのモデルが良いのかを考えました。

その中で思ったことや、買ってみて予想外だったことなどを交えながら解説できたらなと思います。

第2世代がおすすめ

2017年リアルフォースは16年ぶりにフルモデルチェンジをして、コンパクトでスタイリッシュになりました。

そこでおすすめなのが、やっぱりモデルチェンジ後のリアルフォース

見分け方は簡単で、型番が「R2」となり、2が表記されています。

1世代と2世代を比較して変わっている場所は、キーボード上の余白スペース。

1世代では余分なスペースがありますが、2世代目ではそのスペースが削られてスタイリッシュになっています。

前回のモデルが16年間モデルチェンジしなかったことを考えると、モデルサイクルはかなり長いはずなので新しいものがおすすめです。

テンキーの有無を決める

リアルフォースにはテンキーのつくモデルと、そうでないモデルがあります。

テンキーが必要か否かは人によって違うので、よく考えて決めてください。

一般的に、マウスを良く使う人はテンキーなしの方を好み、タイピングメインの人はテンキーありの方を好む傾向があります。

マウスを良く使う人はマウスに手を移動させるときに、テンキーがあると移動距離が長くなるためにテンキーなしの方がおすすめと言われているんですね。

ちなみに僕はタイピングメインでPCを使用しているので、テンキー付きのものを購入しました。

テンキーの有無も型番からすぐに見分けることができます。

「R2TL~」とR2のあとに「TL」の記載があるモデルがテンキーがない、テンキーレスのモデルになります。

TL=テンキーレス

静音モデルを選択するのか

リアルフォースには音が静かな静音モデルがあり、タイピング音が気になる人は静音モデルをおすすめします。

ただ静音モデルと言っても、タイピング音はするのでご注意ください。

静音モデルは気持ちの良い打鍵音

これも好みの問題になってくるので、人それぞれになりますね。

打鍵音は以下の動画を参考にしてください。(R2TLA-JP4-BK)

以下の動画ではリアルフォースの静音モデルの打鍵音を聞くことができます。(PZ-R2TLSA-JP4-IV)

職場で使う予定の人やタイピング音が気になる人は静音モデルが良いですね。

価格差は数千円!

こちらも簡単に見分けることができて、静音モデルは型番に「S」が入ります。

例えば、

  • R2SA-JP3-IV(静音モデル)
  • R2TLS-US3-BK(静音モデル)
  • R2TLA-US3-IV-US3-IV(通常モデル)

テンキーレスを表す「TL」と、APC機能を表す「A」の間に静音モデルを表す「S」gた入る感じですね。

APC機能は必要か

APC機能がないモデルとあるモデルを比較すると、その価格差は数千円です。

このAPC機能って必要なんでしょうか??

APC機能がついているモデルがおすすめな人は「キーストロークが浅い人」です。

APC機能がない標準だと、3mmのキーストロークが確保されています。

APC機能を使用することでキーが反応する位置を2.2mm,1.5mmに設定することができます。

APC機能でいじれるのは「キーの反応位置」でAPC機能をオンにしたからと言って、ストロークが浅くなるわけではありません。

付属のキースペーサーを使用することで、ストロークを浅くすることができます。

キースペーサーはキーを打った時のクッションの役割を果たしてくれるので、指への負担が少なくなります。

キースペーサーを取り付けると、APC設定が限られるので、注意が必要です。

キースペーサー使用時の設定一覧
  APC設定
キースペーサー 1.5mm 2.2mm 3.0mm
2mm
3mm

軽い力でキーを打ち込みたい人に取ったら、最軽量の力でキーが打ち込めるキーボードが誕生するわけです。

タイピングを良くする人からすれば、たかが1mmでも疲労感が結構変わってきます。

タイピングメインでPCを使う人や、軽い力でキーを打ち込みたい人はAPC機能ありモデルをおすすめします。

APC機能のありなしを見分けるのは簡単で、APC機能ありモデルは型番に「A」の文字が入ります。

型番の順序的には「R2>TL>S>A」の順番です。

キー配列はJIS/USのどちらか

リアルフォースは海外でも販売されているので、

  • 日本用のJIS配列
  • 英語用のUS配列

という2種類のキー配列があります。

日本で一般的に使われているのはJIS配列で、日本国内で販売されているノートパソコンのほぼすべてがJIS配列です。

JIS配列の方がUS配列よりもキーの数が多く、エンターキーが大きいという特徴があります。

US配列はキーが少ない分「BackSpace」や「Enter」、「Shift」が左側に飛び出しているのがわかりますよね。

左側にエンターやシフトが来ることで、小指で触りやすいというメリットがあるみたいです。

US配列はかな表記がないので、シンプルな見た目になるものポイント(JIS配列でもかな表記なしモデルもある)

ただこのキーボードしか使わないという人は問題ありませんが、ノートパソコンだったり会社のキーボードだったりで他のキーボードを触る機会がある人も多いですよね。

家ではUS配列、会社ではJIS配列となると、記号の位置など困惑することがあると思います。

なので、会社ではJIS配列だよってかたはリアルフォースもJIS配列のものをおすすめします。

こだわりがなければ配列を買うのがベター

型番による見分け方も簡単で、JIS配列は「JP」US配列は「US」の文字が真ん中に入ります。

「R2SA-JP3-IV」だったらJIS配列だし、「R2SA-US3-BK」だったらUS配列ですね!

キー荷重は全4種!

キー荷重とはキーの重さ。

どれくらいの力で押せば、キーを押し込めるのかを表します。

一般的なキーボードは大体60gと言われています。

リアルフォースのキー荷重は

  • 変荷重
  • 55g
  • 45g
  • 30g

の4種類用意されています。

変荷重は真ん中のキーは45gで、端っこのキーは30gのキーボード

これに関しても好みの問題ですが、実際に30gを使っている感想をお伝えします。

正直、最初は45gで探していたんですよね。30gはさすがに軽すぎるかなって思って。

「R2SA-JP4-IV」っていう製品がなかったんですよね。「R2TLSA-JP4-IV」はあるよ。

仕方なく、30gにしたっていう側面が大きいです。

最初は軽すぎるかなと思ったんですが、今では30gにしてよかったと思っています。

軽さは正義

30gにしようか迷ってる方って打ち間違えを気にするんですよね。

でも、打ち間違えというのは慣れれば自然に減っていきます。

30gに慣れてしまえば、キーが軽いので疲労感がめちゃくちゃ軽減されます。

以前使っていた60gのキーボードと比較してもその差は歴然で、手がつかれて休憩するということがなくなりました。

タイピングを良くする人ほど、軽いものを使ってほしいです。たかが15gの差でも大きいです。

〇偏荷重に関して

僕自身は変荷重のリアルフォースではないので、実際に使った感じは伝えることができません。

変荷重にすることによって、正しいホームポジションで売ったときの小指・薬指の負担が減ると言われています。

僕は正しいホームポジションでないので、違和感を感じたのかもしれませんね。

キーによって荷重が変わってしまうので、マイクラなどのゲームをやる人など、いろいろな用途に使い人にはおすすめできません。

逆に、長時間タイピングする人のとってはすごい使いやすいらしいです。

僕の場合は、ALL30gでも疲労が軽減され、満足しています。

型番で見分ける方法も簡単で、JIS配列、US配列を表す「JP」「US」の文字の後に、数字が入ります。

  • 3→30g
  • 4→45g
  • 5→55g
  • V→変荷重

となっています。

使うデバイスはどれ?

リアルフォースには使用機器別に

  • Windows
  • Mac
  • Gaming

の3種類のキーボードが用意されています。

これに関しては自分の使用環境に合わせて、選ぶようにしましょう。

「光るキーボードが欲しい」という方はGamingモデルしか選択肢はありません。

色はブラック/アイボリーの2色!

リアルフォースで展開されているカラーバリエーションは

  • アイボリー(IV)
  • ブラック(BK)

の2種類です。

ブラック(BK) (出典:Realforce公式)
アイボリー(IV) (出典:Realforce公式)

ブラックはスタイリッシュで、かっこいい感じ。

アイボリーは無骨な昔ながらのキーボードという感じでしょうか。

画像を見ていただくとわかるんですが、黒に黒なのでブラックって文字が見にくいですよね。昇華印刷モデルだとこうなります。

文字が見えにくい方がかっこよく、スタイリッシュに見えるので、これがいいっていう人にはおすすめできます。

しかし、ブラインドタッチができないよっていう方でブラックがいい方はレーザー印刷モデルの方をおすすめします。

ブラック(BK)-レーザー印刷 (出典:Realforce公式)

レーザー印刷の方は黒地にゴールドの印刷がされているので、こちらはこちらでかっこよいですよね。

ただ昇華印刷程耐久性はないので、ハードに使用すると塗装が薄れてくる可能性は高くなります。

リアルフォース 型番見分け方一覧

リアルフォースは型番で簡単に見分けられることがわかりましたね。

リアルフォースのモデルを見分けるのに必要な型番を、一覧表にしてお見せします。

型番機能
R2/Rリアルフォース第2/1世代
TLテンキーレス
S静音モデル
AAPC機能
JP/USJIS/US配列
3/4/5/Vキー荷重30/45/55g/変荷重
M/GMac/Gaming
IV/BKアイボリー/ブラック

この表を上から順に選んでいけば、あなた好みのリアルフォースの型番を知ることができます。

*存在しないモデルもあるので要確認

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リアルフォースの特徴、選び方 まとめ

今回はリアルフォースの選び方を解説してきました。

リアルフォースはどこで調べても評価が良いキーボードですし、びっくりしますよね。

実際に買ってみると、そのすごさ、質の高さがわかります。

「有線」とか「重い」とかいうデメリットはあるにしろ、自宅や職場など移動させない場所で使う場合はデメリットになり得ません。

価格は安いものでも1万円は超えますし、高いものは3万円を超えるものもあります。

それだけの金額を出す価値があるのかと言われれば、使う人、用途によりますと答えざるを得ません。

しかし、極上のタイピング環境を整えたい人とっては価値があります。

価格は数倍しますが、耐久性も数倍で、数年、数十年使えるキーボードなので、高いお金を払う価値はあります。

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